[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+2[2] > 34
[メイン] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] 侵蝕率 : 32 → 34
[メイン] リセット・カラー : 44+1d10 登場/リザレクト (44+1D10) > 44+1[1] > 45
[メイン] ねね : ねねー!(コソコソ登場)
[メイン] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率 : 44 → 45
[メイン] 広瀬康一 : 32+1d10 登場/リザレクト (32+1D10) > 32+2[2] > 34
[雑談] system : [ 広瀬康一 ] 侵蝕率 : 32 → 34
[メイン] うちはサスケ : 36+1d10 (36+1D10) > 36+3[3] > 39
[メイン] スペクター : 36+1d10 登場/リザレクト (36+1D10) > 36+3[3] > 39
[メイン] system : [ スペクター ] 侵蝕率 : 36 → 39
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 貴方達は任務の為に、雨の降る中支部の一つに呼び出された
[メイン] GM : 最近の行方不明事件に於いて、レネゲイド反応が見られた為だ
[メイン] GM : 毒を制するのは毒、いつもの事だろう
[メイン] GM :
[メイン] GM : 一室、特段おかしな点も無い部屋
[メイン] GM : 今回の人数は、任務の形式からしても比較的大人数だ
[メイン] GM : 急いで揃えたであろう机と椅子が並べられていた
[メイン]
リセット・カラー :
「…これで皆さんお揃い…ですかね?」
れ、連絡員さん凄い焦ってたんだなあ…と
とても小柄な少女がまず口を開いた
[メイン] ねね : 「ねねーーー!」
[メイン] リセット・カラー : 「ほわっ!?」
[メイン] ねね : 小さな犬のよう、狸のような生命体が、部屋をぐるぐると回っていた。
[メイン] ねね : 特に害意も無いそれは、そのまま……ぽとり、とリセットの膝に。
[メイン] ねね : 「ねね!」
[メイン] リセット・カラー : 「にゃ、にゃんにゃん…?わんわん…?どっち?」
[メイン] ねね : 人懐っこい表情で、リセットにご挨拶、なようだ。
[メイン] リセット・カラー : 「は、はい?ねね?まあお姉ちゃんではあるけど…」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「─────おいねね、仕事だ」
[メイン]
広瀬康一 :
雨のせいか妙に涼し気だが
気分は重ッ苦しくて仕方がない、そんな日に限ってこれだ
……いつも出るようなお茶請けなんかも無く
本当に「即興で作られた場」である事は何となくわかった。
[メイン]
うちはサスケ :
右眼を開けながら、壁にもたれかかってその様子を眺めるのは黒衣の男。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 薄桜色のツインテールの、小柄な少女が、リセットの膝にいる幻獣へ声を。
[メイン]
ねね :
「ねねっ……!?ねねーーー!!」
リセットの膝を離れまいとしてる。
[メイン]
広瀬康一 :
(あれは……『レネゲイドビーイング』なんだろうか……
資料を読む時間もあまりなかったけれど、だとすれば
『奇妙な隣人』かなァ~~~……って、なんだ? あの子の膝から
離れないようにしてるぞ……?)
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……すまない、リセット」
[メイン]
うちはサスケ :
「どうした」
康一に対して尋ねる。様子を察したのだろうか。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 申し訳なさそうな表情で、リセットへ。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「オレの友人が少し迷惑かける、どうやらそこの上が気に入ったようだ」
[メイン]
リセット・カラー :
「いえ、大丈夫です!元から動物には好かれるみたいなので…」
優しく、包帯を撒いていない左手でなーでなーで
[メイン]
広瀬康一 :
「うわっ! あ い、いやぁ~……すいません
ちょっといきなり呼ばれたものですから、まだ皆さんの事を
把握してなくって……たしか、うちは……サスケさん、ですね!」
[メイン]
ねね :
「ねね~~~♪」
気持ちよさそうな顔で撫でられる。
[メイン]
広瀬康一 :
「僕は、広瀬康一って言います! もうすでに資料に目を通していたなら
申し訳ありません…」
[メイン]
リセット・カラー :
「よしよし~わ、わんわん…?にゃ…んん…?」
少し考えつづもなでなで
[メイン] うちはサスケ : 実際目は通している。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……ん、あー……ねねは、なんだ……幻獣だ、獅子だな」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ぽりぽりと、トッポを食べながら。
[メイン]
スペクター :
そうして会話が弾む中、少し離れた席に座っていたシスター服の女は、時折顔を上げて
「ウフフっ」と微笑んでいる。
目線は虚げで、どこを見ているかは分からない。
[メイン] リセット・カラー : 「じゃあほぼにゃんにゃんなんですねー…いい子いい子~」
[メイン] うちはサスケ : 「なら今の間に把握する事だ、もうそろそろとは思うが、一瞬を無駄にするな」
[メイン]
ねね :
「ねね~~~~~!」
とっても嬉しそうだ。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ちらりと、サスケの言葉に反応し、一瞥し。
[メイン] : カッカッカッ
[メイン] : 焦るような足音の後、荒めにノック
[メイン]
広瀬康一 :
「一瞬を、無駄に───」
と反芻しようとしたところ、ノックが聞こえ。
[メイン] リセット・カラー : 「…おっとと、ねねちゃん。一旦お仕事だから真面目にやろーね」
[メイン] : そして一人の職員が部屋に入ってくる
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「─────仕事だな」
[メイン] ねね : ねね!と反応し、リセットの膝の上で正座し、職員の方を向く。
[メイン]
広瀬康一 :
(こんな気分が重ッ苦しくなりそうな日に、ほとんどマイペースというか……
いや、これはむしろ『余裕』ってヤツかぁ~~……?
サスケさんと、あの飼い主さんの方は例外にしても……シスターの人も何だか不気味だし
なぁ……)
と内心呟きながら、固い椅子に座る。
[メイン]
連絡員 :
「集まっているようだな」
厚手のコートに身を包む、ぐっしょり濡れた男がやってくる
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 連絡員へ、頭を下げる。
[メイン] 連絡員 : 「手短に連絡させてもらう、まず現在の状況だが」
[メイン] スペクター : 音に反応し扉に目をやる。濡れた様子にも特に反応はせず、ただそちらをぼんやりと見ている。
[メイン]
うちはサスケ :
軽く会釈。
濡れているのもあり、気苦労面でだ。
[メイン] 連絡員 : 「ここ最近の豪雨のたびに行方不明者が出ている」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……………」
窓の外を向く。
[メイン] 連絡員 : 「おそらくその跡と思われる場所で、レネゲイド反応が出た」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ざーー、と雨が、仕切り無しに続いている。
[メイン]
広瀬康一 :
(豪雨……い、今まさに『豪雨』じゃあないか!?)
薫と同じように窓の外を見て。
[メイン] 連絡員 : 「上層部はこれをレネゲイド案件と推定、現在その調査を行っている」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………なるほどな」
[メイン] 連絡員 : 「何が原因かは、おおよそ分かっていないんだが、そこは"よくある"事だ」
[メイン]
リセット・カラー :
「行方不明…ですか…」
…最近雨、何回降ってたっけ…
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 指で、とん、とん、とん、と手の甲を軽く叩きながら、連絡員の話を聞き。
[メイン]
広瀬康一 :
「……」
原因は不明、けれど調べに行かなきゃあならない
それは『いつもと』同じだ。
[メイン] 連絡員 : 「では質問はあるか、無いならその段階で任務を開始してもらう」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「無い、"いつも"の仕事だな」
[メイン] 連絡員 : 薫からさらに視線をよそに
[メイン] うちはサスケ : 「特に無し」
[メイン]
スペクター :
「〜♪」
特にないようだ。
[メイン]
広瀬康一 :
「こちらも、質問はありません……
『豪雨』の中でないと、きっと真相の調査はできない
だからこその緊急招集でしょうから……」
[メイン] リセット・カラー : 「あ、あ…なら一つだけ…」
[メイン] 連絡員 : 「どうぞ」
[メイン] リセット・カラー : 「雨が降った場所って一箇所だけですか?」
[メイン] 連絡員 : 「この街全域だ、こちらはレネゲイドの関与はない普通の天候だと出ている」
[メイン] 連絡員 : 「梅雨だからな、面倒なことに」
[メイン] ねね : リセットの膝の上で、リセットの質問の答えに、ふむふむ!と頷いている。
[メイン] 連絡員 : 「他には?」
[メイン]
リセット・カラー :
「そうですか…ありがとうございます…」
なら、雨の方はあまり原因じゃない…?
[メイン]
広瀬康一 :
(梅雨が早く明けすぎたと思ったら、本当の梅雨が来て……
この忙しなさは、まるでUGNの現状とそっくりだ───……)
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「まぁ、なんだ、リセット」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「─────現場を実際に目で見た方が早い」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そう言い、立ち上がる。
[メイン] 連絡員 : 「…無さそうだな」
[メイン] リセット・カラー : 「は、はい!」
[メイン] 連絡員 : 「何かあれば内線で連絡を、では」
[メイン] 連絡員 : 頭を軽く下げ、そそくさと出ていく
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : リセットの返事に頷き返し、連絡員の言葉に、了解、と返す。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……あー、なんだ……ねね、早く……」
薫も部屋を出ようとするも、ねねが、リセットから離れない。
[メイン]
ねね :
「♪~」
今度は、リセットの頭の上に乗っかり、ご機嫌そうな顔。
[メイン]
広瀬康一 :
「はい! ……皆さんも今日は……よろしく、お願いします……」
『一瞬を無駄にするな』
雨が降っている間が調査のリミットだとするなら、明日以降も何度もチャンスはあるだろう
だから行方不明者は今日も現れる可能性は大、となれば……そういう意味では時間はないのかもしれない。
[メイン]
リセット・カラー :
「ほ、ほ、おお…」
頭に乗っかられてゆらゆらバランスを取ってる
[メイン]
うちはサスケ :
「手荷物を纏めてさっさと向かえ」
脚を動かさないと判別もできん。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「うぉっと……!?だ、大丈夫か……!?」
リセットが心配になりつつも、康一の方を向き、強く頷く。
[メイン]
広瀬康一 :
「は、はい!」
手荷物をまとめて、近くのコンビニで買ったビニール傘も取り出す
一応荷物の中に折り畳み傘もあるが、これほどの雨だと小さすぎて役に立たない。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……ああ、よろしく、今回の任務は……」
再度、窓の外を向き。
[メイン] リセット・カラー : 「だ、大丈夫…ねねちゃん…ほら、お仕事だから…おとと…」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………なんだか、嫌な予感がするな」
[メイン] スペクター : 話が終わったのを見るや、コツン、と傍にあった武器を1叩きし、状態を確かめたのか立ち上がる。
[メイン] スペクター : そして
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そう言い、ねねの方は諦め、部屋を退出しようと……。
[メイン] うちはサスケ : 壁に預けていた体重を戻し、黒衣を翻す。
[メイン] スペクター : 「─────皆様」
[メイン]
広瀬康一 :
「雨の中、しかも豪雨の中……視界はきっと悪いでしょうから
できる限り、距離は離さない方が良いかもしれませ……!?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……ん?」
[メイン] スペクター : 「雨は、全てを流し去ってしまうものです」
[メイン] スペクター : 「ゆめゆめ、自らの姿を忘れることなきよう」
[メイン]
スペクター :
女は嗤う。
空の暗さも呑み込む深みを見つめて。
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『雨が止んだ』
[メイン] GM :
[メイン] GM : 項目
[メイン]
GM :
[被害者の痕跡]難易度6
[レネゲイド反応について]難易度7
[メイン] 連絡員 :
[メイン]
連絡員 :
「調査を開始しておいてくれ」
その声は、まだ冷淡だった
[メイン] 連絡員 :
[メイン] うちはサスケ : middle『雨は時にて清にならず』
[メイン] うちはサスケ : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+5[5] > 44
[メイン] 広瀬康一 : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+1[1] > 35
[メイン] system : [ 広瀬康一 ] 侵蝕率 : 34 → 35
[メイン] うちはサスケ :
[メイン]
うちはサスケ :
雨が降り、止む
不安定な天候下
[メイン] うちはサスケ : 曇天のみが続く中、傘だけは持ったまま
[メイン]
うちはサスケ :
人混みは無く、まだらな人々に紛れて
1人端末に触れる。
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : [被害者の痕跡]難易度6 UGNで
[メイン] GM : どうぞ
[メイン] うちはサスケ : (1+5)dx10+10>=6 援護ウィンド込み (6DX10+10>=6) > 10[6,7,7,8,10,10]+9[9,9]+10 > 29 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『被害者の痕跡』
・途中で消えてしまったように足跡等は消えている。
監視カメラ等でも、雨の為か何が起きたかは上手く写っていないが
一部の目撃情報には、目を離した瞬間消えたと言われている。
おそらく何らかのレネゲイドの作用で瞬間的に移動、或いは高速で移動しているのかもしれない。
[メイン] GM :
[メイン]
うちはサスケ :
豪雨のたびに、行方不明者が出ると言うことは
残された時間もあまり無いか、と。
[メイン]
うちはサスケ :
何せ瞬間的だ、抵抗も出来ないだろう。
今のところは。
[メイン]
うちはサスケ :
面倒だと思いつつも、いざとなった時は
身を潰す覚悟はしておいたほうがいいのだが
[メイン] うちはサスケ : まあ、残りの情報を待つしか無いか。
[メイン]
広瀬康一 :
「はぁ……! はぁ……!」
サスケさんとは対照的に、慌ただしく
僅かに窪んだアスファルトの水たまりを踏み、弾き、鳴らす。
[メイン]
広瀬康一 :
(雨がッ……‼‼ まさか行方不明者がもう出てるんじゃあないだろうなッ‼
……いや 僕は『まだ現場を見てない』……『現場は自分の目で見てから』
たしか、あの女の子が言ってたな……)
[メイン]
広瀬康一 :
ふぅっ、と深呼吸を挟めば
傘を一旦閉じて、近くの電信柱で端末を弄りながら
周囲の人目がこちらに集中してないかを確認し。
[メイン]
広瀬康一 :
[レネゲイド反応について]難易度7
情報:UGNで抜きます!(使用エフェクトやコネ等は判定の際に出します)
[メイン] 広瀬康一 : (2+5+2)dx+2 援護とコネ幹部込み (9DX10+2) > 8[1,1,2,5,5,6,7,7,8]+2 > 10
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『レネゲイド反応について』
・詳細に調べた結果行方不明になった現場だけでなく、覚醒非覚醒問わず一部の人間から
同一のレネゲイド反応が見られるのが判明した、しかしどのような物かは分かっていない。
少なくとも本人には特異な反応は見られないが、注意しておくべきだろうか。
[メイン] GM :
[メイン]
広瀬康一 :
「……‼? ど、どういうことだァ~~~……?
『同一のレネゲイド反応』って……いや、どんな物かわからない以上
僕だけで考えたってしょうがない……」
[メイン]
広瀬康一 :
「ん……」
端末を閉じようとした時、サスケの情報がちょうど入ってきて
目を通す───。
[メイン]
広瀬康一 :
「……? な、何がどうなってるんだ……
くそォ~~~……『オーヴァード』だから僕にもわかるけどさァ……
レネゲイドが起こす不可思議な作用ぐらい……
それにしたって……」
[メイン]
広瀬康一 :
同じレネゲイドを扱う者同士にも関わらず、こう頭を自分が抱えてる以上
超能力で、どんな犯行もちょちょいのちょいで解決! なんていう未来もそうはないだろうな、と気を紛らわせるために思いつつ
サスケと合流する為に、駆け足で合流地点へと向かう。
[メイン]
うちはサスケ :
「随分と急ぐな」
康一の情報は確認しつつ、言い放つ。
[メイン]
広瀬康一 :
「豪雨の中で犯行が行われてる……そこから考えて
雨が止んだので、少し胸騒ぎがしてしまって……
けれど現状(=リアルタイム)で行方不明者が出たかどうかは
まだわかってない以上、杞憂ですよね……すいません」
と、傘から垂れる水を掃いながら。
[メイン] うちはサスケ : 「杞憂では無い」
[メイン] うちはサスケ : 「降雨と行方不明はセットだ」
[メイン] うちはサスケ : 「つまり自ずと出る」
[メイン]
広瀬康一 :
(つまり……やっぱり、さっき雨が止む寸前までに
もうすでに行方不明者が出てるかもしれないって事じゃあないか……!)
と、少しだけ焦燥に駆られそうになるも、サスケの前では平静を保ちながら。
[メイン]
うちはサスケ :
次もまた起きる。
日常を、不特定の人間を守ることを重きに置いている分これらの解決には迅速さが求められる。
[メイン] うちはサスケ : 「どの道急いだほうがいいが」
[メイン] うちはサスケ : 「多角的な見方は必要になるだろうな」
[メイン]
広瀬康一 :
「! ……確かに、僕は雨の中で事件が発生する
その事ばかりに気を取られてました……そうですね
もっと多角的に見る必要は、あるかもしれません」
と、ポツリ、電信柱から雨の粒が。
[メイン]
広瀬康一 :
「……雨、これ自体にはレネゲイド反応は見られない、と言ってましたね
本当にそうなんでしょうか? ……いえ、そう言われた以上は
考えない方が、よさそうですね」
[メイン] うちはサスケ : 「今出ている情報だけを今は考えろ」
[メイン]
うちはサスケ :
とは言え、雨が関係しているかどうか
実際に確かめるには
[メイン] うちはサスケ : 一度見るしか、ないのだが。
[メイン]
広瀬康一 :
「……」
(サスケさん、落ち着いてるなァ……これが『仕事人』かァ……
けれど……もし一歩間違えれば、もしかすると僕たちも
『行方不明者』の一人に……ならない、よね……?)
[メイン] うちはサスケ : 「人間の情報の大部分は」
[メイン] うちはサスケ : 「視覚と聴覚だ」
[メイン]
広瀬康一 :
「……見るんじゃなくて、「観る事」
聞くんじゃなくて、「聴く事」……ですね」
[メイン]
うちはサスケ :
そう言い、空を見上げる。
こうなるならば、それ用の服でも持って来るべきだったな。
[メイン] うちはサスケ : ただ今は、差さない陽日を探すのだが。
[メイン]
広瀬康一 :
僕もそれにつられて、空を見上げる。
傘からポツリ、雨粒が垂れる。
[メイン] :
[メイン] :
[メイン] : phase1
[メイン] :
[メイン] :
[雑談] system : [ うちはサスケ ] ロイス : 2 → 3
[秘匿(匿名さん,匿名さん)] system : [ 広瀬康一 ] ロイス : 3 → 4
[メイン] うちはサスケ : 「ハッ」
[メイン]
広瀬康一 :
「ッ……‼?」
目を見開く。
それは、見ようとすらせずとも「観えた」気がして
それは、聞こうとすらせずとも「聴こえた」気がして───……
[メイン] うちはサスケ : 鼻で笑う
[メイン]
広瀬康一 :
「……! さ、サスケさんッ───‼‼
サスケさんも……まさか、『今』の……‼
……?」
[メイン] うちはサスケ : 「陽日は見当たらないが」
[メイン] うちはサスケ : 少し、進んだか。
[メイン] うちはサスケ : 「安心しろ、聴こえている」
[メイン] うちはサスケ : 「ただまあ、言える事が一つある」
[メイン] うちはサスケ : 「雨は」
[メイン] うちはサスケ : 「顔が見えんな」
[メイン] 広瀬康一 : 「…………」
[メイン] うちはサスケ : 傘で覆われた視界では、聴覚に頼るしかないのでな。
[メイン]
広瀬康一 :
「降ってくる水が雨という定義なら……
アスファルトに落ちちゃえば……水たまりを見たって
それはもう雨じゃあないですもんね……なんて」
[メイン]
広瀬康一 :
何故だろう
たしかに『不気味』なんだ
底知れないほどに『奇妙』なんだ
だというのに───
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『雨が降り始めた』
[メイン] GM :
[メイン] GM : 追加項目
[メイン] 連絡員 :
[メイン] 連絡員 : 「聞こえているか」
[メイン]
連絡員 :
「遺体が発見された、以上だ」
男の声は、少し、張りつめていた
[メイン] 連絡員 :
[メイン]
GM :
[遺体の状況]難易度5
[再度:レネゲイド反応について]難易度6
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : middle『冷たい雨』 登場:任意
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 34+1d10 登場/リザレクト (34+1D10) > 34+10[10] > 44
[メイン] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] 侵蝕率 : 34 → 44
[メイン] リセット・カラー : 45+1d10 登場/リザレクト (45+1D10) > 45+7[7] > 52
[雑談] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率 : 45 → 52
[メイン] スペクター : 39+1d10 登場/リザレクト (39+1D10) > 39+3[3] > 42
[メイン] system : [ スペクター ] 侵蝕率 : 39 → 42
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] ねね : 「ねねー……」
[メイン]
ねね :
ざーーー、と雨が降る中、薫とリセット、そしてねねは、事件現場に
─────遺体の状況を、調べるべく。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……チッ」
不機嫌な舌打ちに、傘を差しながら
サスケ、そして康一と、連絡員の譲歩を見て、眉をへし曲げる。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……ついに、遺体が出ちまった、か
……リセット、日常はもう、侵蝕されている
………気を、引き締めろ」
[メイン]
リセット・カラー :
「分かってます」
自前の雨合羽を羽織って、表情を隠す
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………進めよう、調査を、それがオレ達の仕事、だからな」
[メイン]
ねね :
「ねねー……」
リセットの様子に、心配そうに傍に寄りながら。
[メイン] リセット・カラー : 「ですね…あ」
[メイン]
リセット・カラー :
「私は、大丈夫だよ」
ねねに にこりと微笑んで
[メイン]
ねね :
「! ねねっ!」
ねねも、安心したように、にっこりと笑う。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
その二人の様子を見て、フッ、と笑いながら─────
薫は、遺体の状況を調べる。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
[遺体の状況]難易度5 UGN
援護ウィンブレ
[メイン] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] 侵蝕率 : 44 → 48
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : (2+0+5)dx+1+9>=5 〈情報:UGN〉 (7DX10+10>=5) > 10[1,6,7,7,9,9,10]+1[1]+10 > 21 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『遺体の状況』
・遺体はひどく冷えている、死因は低体温症のようだ、
長らく食事もしていないようでやせ細っている。
しかし司法解剖の結果、安楽死のように安らかに死滅したと判断されている
一体何があったのか?
[メイン] GM :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ……なんて、死に方だ。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
……苦しみ、逝ってないことだけが救い、だな。
……この仏さんは、なら……どうやって死んだ、か。
ちらりと、リセットの方を向き。
[メイン]
リセット・カラー :
「………」
とても小さい手を合わせてる
[メイン] リセット・カラー : 「低体温症で、数日感ずっと恐らくそこに留まっていた…んですかね?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……どうだろうな、ただ……」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「死人が出た以上は、迅速を要する
……リセット、レネゲイド反応の調査、できるか?」
[メイン]
リセット・カラー :
「はい、これ以上は、食い止めます、ので」
フードの裾をぎゅっと握って
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] リセット・カラー : [再度:レネゲイド反応について]難易度6 UGN
[メイン] リセット・カラー : (4+{侵蝕率B})dx+4>=6
[メイン] リセット・カラー : (4+0)dx+4>=6 (4DX10+4>=6) > 10[3,4,6,10]+10[10]+3[3]+4 > 27 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『再度調査』
・現在の反応からソラリスシンドロームの痕跡を検知した、遺体にはエフェクトで精製された油分が検出されている。
また何らかの強力なエフェクトを検知している、ジャームに近しい出力だろう。
対策班はジャームが絡んでいると考えている、そうでなくてはこのような被害もないだろう。
しかし、ソラリスでどう人を攫うというのか、何人も。
[メイン] GM :
[メイン]
リセット・カラー :
「…ソラリス、ですか」
《人形使い》《蝕む声》…人を操る方向性ならむしろかなり得意なシンドローム…苦しまない…って点でも…理由が読めない…
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……何?ソラリスだと……?……人が、消えるこの事件に、ソラリス……?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : リセットの言葉に、眉をへし曲げ。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「一体、どうやって─────」
そう考えているところに。
[メイン] スペクター : 「ラーーーー」
[メイン] スペクター : 黒々とした布を風の中に靡かせながら
[メイン] スペクター : 「ラーーーララーー」
[メイン] ねね : 「ねねっ!?」
[メイン] ねね : その声に驚き、思わずリセットの服の中に逃げる。
[メイン]
リセット・カラー :
「あうっ!?」
シュポンッ
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「スペクター」
傘を差しながら、ゆっくりと後ろを向き。
[メイン] スペクター : 地と雨の出会う音が覆う周囲に、調べが響く。
[メイン] スペクター : その歌の持ち主は、そこに混ざる益子の声を受けて目をやり
[メイン] スペクター : 「…ハイ。益子様とリセット様、ですね?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : こくりと、頷き。
[メイン]
リセット・カラー :
「はい!」
大きく見上げる
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……事態は、まだ滞っていたところでな
どうしたものかと思っていたが……良いところに来た」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「お前の、意見を聞きたかった」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そうしてスペクターの方へ向き、ジト目をさらに細め。
[メイン] スペクター : 「────ああ、これは一体どうしたことでしょう」
[メイン]
スペクター :
スペクターはフラフラと揺れながら歩みを止めない。
益子の話を受け止めているか、定かではなかった。
[メイン] リセット・カラー : 「だ、大丈夫ですか?」
[メイン] スペクター : 「ウフフ……」
[メイン] スペクター : 「───星が、見えません」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……星?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 瞬きを、そして目線を、ゆっくりと……。
[メイン] スペクター : そう言い、その白く細い指で指し示すのは遥か頭上。
[メイン]
リセット・カラー :
「雨模様ですからねえ…」
ちょっとずれた返答だった
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ─────どんよりと沈んだ、雲へ、空へ。
[ロイス] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] ロイス : 2 → 3
[ロイス] system : [ スペクター ] ロイス : 2 → 3
[メイン] リセット・カラー : 「え?え?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「─────」
[メイン] リセット・カラー : 「ど、どうしたんですか?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : だらりとしていた薫の体が、一瞬、硬直する。
[メイン] スペクター : ゆらりゆらりと、まさしくスペクター(幽鬼)の様相を現していた女の揺れが、止まる。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
そして、つぅ、と薫の頬に、雫が流れる。
それは、雨ではない。
薫の、焦りの感情。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「─────スペクター、今のは……」
聞こえたか?と言いたげに。
[メイン]
ねね :
「ねねー……?」
もぞもぞと、リセットの服の中で、首を傾げながら。
[メイン]
リセット・カラー :
「???」
同じく小首を傾げて
[メイン]
ねね :
「ねーねー」
リセットに、二人の様子がおかしいよ、と言いたげに、服を引っ張る。
[メイン] スペクター : 益子の方を向き、微笑み
[メイン] スペクター : 「星の調べが届いたのでしょうか?」
[メイン]
リセット・カラー :
「…大丈夫、大丈夫だよ、きっと」
ねねを ぎゅー
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……………」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「─────リセット、忠告する」
ちらりと、リセットの方へ向き。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「"ヤツ"は、もう既に、この場に……いや、どこにでも、いるらしい」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そして目を閉じ。
[メイン]
リセット・カラー :
「…!」
体がピクッと跳ねる
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……スペクター」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「"仕事"だ」
[メイン] スペクター : 「ハイ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ─────耳を、澄ませる。
[メイン] スペクター : 「ああ、この音律は、誰?」
[メイン] :
[メイン] : phase2
[メイン] :
[雑談] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] ロイス : 3 → 4
[雑談] system : [ スペクター ] ロイス : 3 → 4
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ─────顔色は、悪くなっていく。
[メイン] : おそれることは ないとしても?
[メイン]
ねね :
「ね、ねねぇー……」
リセットに抱き締められながら、不安そうな表情を。
その不安を安らげようと、リセットにさらにくっつき。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……エージェントじゃなけりゃ、逃げ出していたな」
[メイン]
リセット・カラー :
「………」
皆、どんどん…行って良いのかわからない場所に足を踏み入れてる…ただ…これを止めても何も事態が動かない事は分かってるから…ただ見送ることしか出来なくて…
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : フッ、と自嘲気味な笑みをスペクターへ向けながら。
[メイン]
:
てをはなすひつようは なかった
それはあたえられた
[メイン] スペクター : 元より髪も肌も白く、生気を感じさせないその女は、その赤い目を空に向けていた。
[メイン]
リセット・カラー :
「二人共とっても強いから大丈夫だよ、特に益子ちゃんの事は私よりそばで見てたんでしょ?ね?」
フードの中で、語りかける
[メイン] スペクター : そして、その光は
[メイン] スペクター : 「皆様」
[メイン] リセット・カラー : 「あ、はい!」
[メイン] スペクター : 地に落ち、2人と1匹に降りる。
[メイン]
ねね :
「ねねっ!?」
リセットの言葉に、笑みを浮かべながら、スペクターの声に反応し。
[メイン] スペクター : 「瞳は開かれなければ何をも映すことはありません」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「…………」
[メイン] スペクター : 「耳は思わなければ何をも留めることはありません」
[メイン] スペクター : 「であれば───」
[メイン] スペクター : 「思わなければ、何をも思うことはありません」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……まるで、三猿だな」
[メイン] リセット・カラー : 「見ざる言わざるって奴ですか…ううん…?」
[メイン] スペクター : 戦闘用人員であるスペクターには本来、その丸鋸を振るう以外の働きは求められない。
[メイン] スペクター : その言葉は抽象的で、思想は混濁を極め、行動は支離滅裂である。
[メイン] スペクター : しかし女は口を紡ぐ。
[メイン] スペクター : 「果たして、それでは」
[メイン] スペクター : そして遺体を指差して
[メイン] スペクター : 「何を思ったのでしょうか」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 視線をその指の先へ向け。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「…………死人は、何も語らねぇ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 薫の身長を優に超す刀が入るウェポンケースを肩に乗せ。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「だが……」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「─────お前の言う通りだ、行方不明者達には……
心に掛ける何かが、あったんだろう」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……面倒だ、だが」
首をストレッチさせるように、左右にゆっくり動かし。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「もっと面倒になる方が、面倒だ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そのまま、踵を返し。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「─────調査は、続行だ、行くぞ」
[メイン]
リセット・カラー :
「はい!あ、あの…少し気になった事が…」
おずおずと、言い出そうとする
[メイン] スペクター : 視線を向ける。
[メイン] ねね : 「ねね?」
[メイン] ねね : もぞもぞと、リセットの顔を見て。
[メイン] リセット・カラー : 「皆さん、お空を見上げる事が…何かのきっかけになりましたよね?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 後ろを振り向き、リセットの言葉にゆっくりと、無表情のまま頷く。
[メイン] リセット・カラー : 「じゃあその…」
[メイン]
リセット・カラー :
「お空に行ったらどうなるのかな…って」
えへへ…と笑いながら
[メイン]
ねね :
「ねねっ!?ね、ねねー!ねー!!」
リセットの案に、すごい!?と言わんばかりに騒ぐ。
[メイン] スペクター : 少しばかりキョトンとして
[メイン] スペクター : 「ふ…フフ…」
[メイン] スペクター : 「─────星が綺麗でしょうね」
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『雨が止まない』
[メイン] :
[メイン] : 「長らく続いた雨模様も一時鳴りを潜めている様子です」
[メイン] : 「本日の雨模様は小雨、視界を埋めるほどの豪雨ではなさそうですね」
[メイン] :
[メイン] GM : 追加項目
[メイン] 連絡員 : 男は慌てた声で、連絡する
[メイン] 連絡員 : 「…嫌な予感がする、が」
[メイン] 連絡員 : 「取り敢えず、そろそろ情報も詰めだ」
[メイン] 連絡員 : ブツリ
[メイン]
GM :
[遺体の出どころ]難易度8
[どういう現象なのか]難易度8
[メイン] GM :
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : middle『磑風舂雨』登場:任意
[メイン] うちはサスケ : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+8[8] > 56
[メイン] リセット・カラー : 52+1d10 登場/リザレクト (52+1D10) > 52+5[5] > 57
[メイン] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率 : 52 → 57
[メイン] スペクター : 42+1d10 登場/リザレクト (42+1D10) > 42+4[4] > 46
[メイン] system : [ スペクター ] 侵蝕率 : 42 → 46
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 黒い傘を開く
[メイン] うちはサスケ : 傘が雨音を弾く音、地に堕ちる雨音
[メイン] うちはサスケ : それ以外に、聞こえるものがあるとするなら
[メイン] うちはサスケ : 子供に言っておいて、自分がそれを意識しないのは間違いだ。
[メイン] うちはサスケ : 耳を澄ませて、ビルの屋上で佇む。
[メイン] : あまり きを さかだてなくとも
[メイン] : すぐに きたる ときは
[メイン] うちはサスケ : 「…………」
[メイン] : あたえられた それは
[メイン] : そばに
[メイン] うちはサスケ : 「そうか」
[メイン] うちはサスケ : 近い。近い。これは近すぎる。
[メイン]
うちはサスケ :
辺りを見渡す。
何がいる?
[メイン] : 其処に居る
[メイン] inflicter : "あたえるもの" がいる
[メイン]
うちはサスケ :
あたえるものがいた。
雨を?それとも他の何かを?
[メイン]
うちはサスケ :
わからない以上。
まずは、手を動かすしかない
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : どういう現象なのか]難易度8 UGNで
[メイン] うちはサスケ : (1+5)dx10+10>=8 援護ウィンド (6DX10+10>=8) > 8[1,2,3,5,7,8]+10 > 18 > 成功
[メイン] GM :
[メイン]
GM :
『どういう現象なのか』
・一定の周波数に共鳴を起こすレネゲイドが、その罹患者に対して"暗示"を行っている。
「天国がある」「呼ばれている」そう認識する事で罹患者の纏うレネゲイド反応はRBと近しい反応に変わり。
特定の油分に包まれて、雨の中大気中の水分に押し上げられる形で上空に"浮き上がる"
どうやら、そのRBは常にこの街に存在しているらしい。
[メイン] GM :
[メイン] うちはサスケ : 精神を集中させる風は。
[メイン] うちはサスケ : 小雨にもかかわらず、強く吹き荒れているように感じた。
[メイン] GM :
[メイン] GM : 本日の空は、深い雲と
[メイン] GM : 微かな雨だけだ
[メイン] GM : 願い
[メイン] GM : 包まれ
[メイン] GM : 浮き上がる
[メイン] GM :
[メイン] GM : "Heaven Stairway Incident"
[メイン] GM :
[メイン] 連絡員 : ザザッ
[メイン] 連絡員 : ザザザザ
[メイン] 連絡員 : 「見えているか?」
[メイン] 連絡員 : 「そうだと推定するぞ、小雨だからな」
[メイン] 連絡員 : ため息
[メイン] 連絡員 : 「ならわかると思うが、まぁ」
[メイン] 連絡員 : 「見ての通り、どうやら」
[メイン] 連絡員 : 「"昇天"していくらしい」
[メイン] 連絡員 : 「という事はまぁ」
[メイン] 連絡員 : 「…大方出所をもわか」
[メイン] 連絡員 : ザザザザ
[メイン] 連絡員 : ザザッ
[メイン] 連絡員 : ブツ
[メイン] 連絡員 :
[メイン] うちはサスケ : 「乾いた笑みしか浮かばんな」
[メイン] うちはサスケ : 潤う地面に対し、皮肉るように
[メイン]
うちはサスケ :
「現象か?コレは……」
それらを見つめる。傘は既に落ちている。
[メイン]
うちはサスケ :
低く呟く、誰に言い聞かせているわけでもない。
強いて言うなら自分に対して。
[メイン] スペクター : ウフフフフフ
[メイン] スペクター : しかし聞こえてきた笑い声は、非常に艶やかで
[メイン] スペクター : 「ご機嫌よう、サスケ様」
[メイン]
うちはサスケ :
艶やかな笑い声が聞こえる。
この現象を祝福でもするのだろうか。或いは嘲笑うか。
[メイン] うちはサスケ : 「……」
[メイン] うちはサスケ : 「スペクター、か」
[メイン]
うちはサスケ :
僅かに困ったように。
何に、と言うならば今目の前で起きてる現象総てにだが。
[メイン] スペクター : 相も変わらず、浮遊霊の女はいつの間にかそばに立っており
[メイン] うちはサスケ : 「側にこうも立たれると少し困るな」
[メイン]
うちはサスケ :
あたえるものにわらうもの。
[メイン]
スペクター :
困る、という言葉に反応もせず
「私も、今回に関しては少々珍しく、頭がまともに回っているようでして」
[メイン] スペクター : 「少し考えてみたのですが…」
[メイン] スペクター : そう言うと、女は両手を広げ────
[メイン] スペクター : 「世界にあって、天と地は如何様にあるのでしょう」
[メイン] スペクター : そう言って
[メイン] スペクター : 「ああ、私は」
[メイン] スペクター : 「どちらに落ちるのでしょう?」
[メイン]
うちはサスケ :
「天も空も最早その概念を成していない」
天に浮かび、地を離れるのだから。
[メイン] うちはサスケ : 「……何を?」
[メイン] スペクター : 返事も待たず、聳え立つビルの屋上を
[メイン] スペクター : 蹴り付けた。
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 星と私を裂く空よ
[メイン] スペクター : 乞うのならアナタは
[メイン] スペクター : 与えてくれるのでしょうか?
[メイン] inflicter :
[メイン] inflicter : 嗚呼
[メイン] inflicter : さる 時は
[メイン] inflicter : 確かに、罪を洗うでしょう
[メイン] inflicter : 穢れ無き日よ
[メイン] inflicter :
[メイン] inflicter : phase3
[メイン] inflicter :
[メイン] : それは
[メイン] : そう呟き
[メイン] : 落ちる姿を、ただ除く
[メイン] : 嗚呼、まだ"浮かばれぬ"
[メイン] : まだ
[メイン] :
[メイン] スペクター : 故に、天に未だ至らぬ肉塊は
[メイン] スペクター : ただ、堕ちて───
[メイン]
リセット・カラー :
ガーッ
「はあ…はあ…このビル30階もあった…エレベーターより何で早いのスペクターさん…」
「あ、それよりサスケさん!今凄いお空が大変な事に…」
[メイン]
リセット・カラー :
「大変ーーーー!!!!!」
落ちてるーーーーー!!!!
[メイン] うちはサスケ : 少女が駆けつける
[メイン] うちはサスケ : その、前には
[メイン] うちはサスケ : 男は、小雨に似つかない
[メイン] うちはサスケ : 雷鳴と、共に
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : ク
[メイン] うちはサスケ : ソ
[メイン] うちはサスケ : がッ!
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 駆け降りる、垂直に
[メイン]
うちはサスケ :
軽巧
ビル如きならば、雨の影響があろうとも
[メイン] うちはサスケ : 地には至らせない。
[メイン] うちはサスケ : 堕ちるスペクターに向かい、直進。
[メイン] うちはサスケ : 壁を蹴る、腕を伸ばす
[メイン] うちはサスケ : 天にではない、地に。
[メイン]
リセット・カラー :
「あわわ…あわわわ…」
た、大変…私に…私に出来る、こと…
[メイン]
リセット・カラー :
「…」
猶予は無い、雷が大地に立つ時間なんてほんの一瞬だから
[メイン]
リセット・カラー :
「…!」
ある あった 私に 出来るの
ぶっつけ本番…今まで一回もやった事無いよ 地面に向かっての運転とか!
[メイン]
リセット・カラー :
「ふ、ぬ…!」
小さい体でどうにか柵を乗り越えて
[メイン] リセット・カラー : 同じように飛び降りて
[メイン] リセット・カラー : 大地への真っ只中
[メイン]
リセット・カラー :
《ヴィークルモーフィング》…!!
《モーフィングヘリⅡ》!
[メイン] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率 : 57 → 59
[メイン]
リセット・カラー :
先に降りた二人と間近に迫った瞬間に周囲にとっくにホバリング状態のヘリを展開する
外観は…凄くゴテゴテしてる…
[メイン]
リセット・カラー :
「はっ…はあ…はあ…」
その小さい体に合う操縦席で息を全力で整えてから背後の座席に目をやって…
[メイン] リセット・カラー : 「だ、大丈夫…?」
[メイン] うちはサスケ : 「……なんとか、お前はどうなんだ」
[メイン]
スペクター :
受け身の体制も取っていなかったこともあり、流石に衝撃を受ける。
「…グッ」
[メイン] スペクター : だが、それよりも
[メイン] スペクター : 「……お二方とも」
[メイン] スペクター : 「何故にそのように焦っていらっしゃるのです?」
[メイン] スペクター : 心底、きょとんと尋ねる。
[メイン]
リセット・カラー :
「飛び降りたからです!!!!!!!!」
割りと珍しい怒りの表情だった
[メイン] うちはサスケ : 「お前が飛び降りたのもある」
[メイン] うちはサスケ : 「ただそれよりも」
[メイン] うちはサスケ : 「いや、だからこそか。上にいる行方不明者を一刻も早く救出しなければならないからだ」
[メイン] リセット・カラー : 「そ、そうです…!お空に人が沢山浮かんでて…!先にお空でとぼうとしたらそれが見えちゃって…えっと…!えっと…!」
[メイン] スペクター : 機体が上空へと向かい始めたのだろうか、風と雨で少し揺れるヘリコプターの中で
[メイン] スペクター : 「確かめるにはコレが1番でした」
[メイン] スペクター : 「……ですが」
[メイン] スペクター : 「お優しいのですね、皆様は」
[メイン] スペクター : そう微笑み
[メイン]
スペクター :
「私は声を聴きました」
「しかして未だ空には迎えられず」
[メイン] スペクター : 上澄んだ声
[メイン] スペクター : そして
[メイン]
スペクター :
「"この街で済ませよう"と上が思うのもそう遠くはないかと」
声の調子を落とす。
身体の揺れは止まったが、支離滅裂は変わらないようで。
[メイン] うちはサスケ : 「完全封鎖。この街の住民や、最悪オレ達も見捨てて無かったことにする」
[メイン] うちはサスケ : 手の負えない案件には、そうするだろう。
[メイン] リセット・カラー : 「うう…」
[メイン] リセット・カラー : 「で、でも…まだ…まだ…皆が死んじゃった訳じゃない…ので…」
[メイン] リセット・カラー : 「逃げる事は…しないです…」
[メイン] うちはサスケ : 「皆を助けたいからか?」
[メイン] うちはサスケ : 「自分が犠牲になるかもしれないのにも関わらず、か?」
[メイン] リセット・カラー : 「はい…自分が大事じゃない、って訳じゃないんですけど」
[メイン] うちはサスケ : 「けど、なんだ?」
[メイン] リセット・カラー : 「やれる事は全部、私なりにやっておきたいのと…後…その…」
[メイン] リセット・カラー : 「………巫山戯てないんですけど」
[メイン] リセット・カラー : 「な、何とかなるかなって」
[メイン] うちはサスケ : 「………」
[メイン] うちはサスケ : 「楽観的だな」
[メイン] うちはサスケ : 尤も、ビルを駆けた勢いのまま跳躍しようとどこかで思っていたよりかは幾分マシか。
[メイン] リセット・カラー : 「あ、あはは…身内が皆こんな感じで…私もなんです」
[メイン] スペクター : 「フフフ…ウフフフフフ…」
[メイン] スペクター : 2人の話を聞いていたのか、いないのか
[メイン] スペクター : スペクターは笑い出し
[メイン] スペクター : 「では、一度地上に見捨てられた星々の星辰を正すとしましょう」
[メイン] スペクター : 「合流、ですね」
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン] :
[メイン] : 「本日の航路ですが、連日の雨模様も収まり」
[メイン] : 「予定通りザザッ街上空を通り」
[メイン] : 「時間通り、ザザッ空港へ到着する見込みです」
[メイン] :
[メイン] GM : 『飛行機がこの街の上空を航路に定めたようだ』
[メイン] GM :
[メイン]
広瀬康一 :
Middle Scene
スカイ・ハイ
『今にも落ちてきそうな空の中で』
登場:全員
[メイン] スペクター : 46+1d10 登場/リザレクト (46+1D10) > 46+3[3] > 49
[メイン] うちはサスケ : 60+1d10 登場/リザレクト (60+1D10) > 60+9[9] > 69
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 48+1d10 登場/リザレクト (48+1D10) > 48+4[4] > 52
[メイン] system : [ スペクター ] 侵蝕率 : 46 → 49
[メイン] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] 侵蝕率 : 48 → 52
[メイン] 広瀬康一 : 37+1d10 (37+1D10) > 37+10[10] > 47
[メイン] リセット・カラー : 59+1d10 登場/リザレクト (59+1D10) > 59+6[6] > 65
[メイン] system : [ 広瀬康一 ] 侵蝕率 : 37 → 47
[メイン] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率 : 59 → 65
[メイン] system : [ リセット・カラー ] 侵蝕率B : 0 → 1
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン]
広瀬康一 :
僕たちは、リセットさんの≪ヴィークルモーフィング≫によって生成された
ヘリコプターによって上空へと飛翔した。
『緊急事態』を、そして真相を聞いた僕は
日常を彩るはずのニュースが時限爆弾のカウントダウンと化しているのに気づき、張り裂けそうなほどの焦燥と
冷や汗で今にもおかしくなりそうだった。
[メイン]
広瀬康一 :
「もしエフェクトの影響下にある人たちを救出するとして
……ヘリ一機だけじゃあ、間違いなく無謀だッ‼‼
……僕たちはどうすればいいんだッ‼!?
皆さんは……どうするか、意見を聞きたいです……!」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : その言葉に、苛立ちと焦燥感を顔に浮かばせる薫は、ジト目を康一へ向け。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「ああ、わかっている……!もう、時間がねぇからな……!
上司に連絡して応援を要請しようと思ったが、クソッ……!
地獄みてーな状況だ……!」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
飛行機が、雲の中を過ぎればどうなるか?
レネゲイド事件を知る者達なら、分かるだろう。
[メイン]
広瀬康一 :
僕も、要請はした───承太郎さんに……
万が一、いやこれは万が一の状況……霧谷さんにもつないでくれるはず
だが、間に合わないッ‼‼ 間に合うわけがない……ッ‼‼
[メイン] リセット・カラー : 「ううん…ヘリ自体は増やせるんだけど…操縦出来る人が…ごめんなさい…」
[メイン]
ねね :
ねねー!とリセットを励ますように。
実際、リセットのおかげで、自分達は空へと向かうことができている。
[メイン]
うちはサスケ :
「………」
黒衣の男は、目を閉じたまま脚を組み
[メイン]
広瀬康一 :
(『一瞬を無駄にするな』……けれど、無駄にする手すら打てないッ‼‼
どうすりゃいいんだッ‼?)
[メイン] 広瀬康一 : 「サスケさん……‼‼ 何か、何か手はないんでしょうか……‼」
[メイン] うちはサスケ : 「間に合う間に合わないを嘆くよりも先に」
[メイン] うちはサスケ : 「一刻も早く堕とすしかないだろう」
[メイン] うちはサスケ : 「その上で」
[メイン] うちはサスケ : 「オレは残りの動けるこの支部の面々、ソイツラの使えるエフェクトも込みで、残りの処理を進める」
[メイン]
広瀬康一 :
「……」
唇を巻き込みながら、ぐっ……とこらえて、頷く。
[メイン] うちはサスケ : 「高度と速度を上げろ」
[メイン]
リセット・カラー :
「…!はい…!」
プロペラに人を巻き込まないように、慎重に、慎重に…
[メイン]
広瀬康一 :
「……ッ!」
まだ油分に包まれた人たちの姿は見えないが
───思えば、情報からして、彼ら全員『天国を想った』わけだ。
天国……天国か、そんなものが本当にあるのか、そう言われたら康一としては
まだ思ってこそいないものの……
[メイン]
広瀬康一 :
『ある』とは思っている。
目の前で、そんな光景を見た気がするからだ。
もちろん、こんな事態とは重ならない光景だ。自分が想像する天国とはまるっきり違うのだから。
[メイン] うちはサスケ : …………。
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 誰か、とオレは聞いたな。
[メイン] うちはサスケ : 次だ。
[メイン] うちはサスケ : お前はどこにいる?
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 知覚で判定
[メイン] inflicter : いいや
[メイン] inflicter : そこに、居る
[メイン] inflicter : 私は あたえるもの 故に
[メイン] inflicter : そこに居る、常に居る
[メイン] うちはサスケ : 知覚を研ぎ澄ませるでもない。
[メイン] うちはサスケ : そこに居る。常に或る。
[メイン] inflicter : 故に
[メイン] inflicter : 離れてすら いない
[メイン] GM : 君がその者に向き合う頃
[メイン] GM : 空の今の果てに辿り着くだろう
[メイン] GM : 見えるのは、濃い雲、晴れぬ雲と
[メイン] GM : 身を縮めて、浮かばれる者たち
[メイン] GM : 目を閉ざし、心を閉ざし
[メイン] GM : あたえられた者たち
[メイン] GM :
[メイン]
広瀬康一 :
「───ッ‼‼ 『居る』ッ‼‼
あ、あれは……‼‼ まるで母親のおなかの中で身を丸める……胎児のように……‼」
[メイン] スペクター : 「……」
[メイン]
スペクター :
口を閉ざしたまま、空を、いや、雲を、見上げている。
これまで、意図が通らないにしても動き続けていた口が、止まっている。
けれどその時は一瞬で。
[メイン] スペクター : 「………星は」
[メイン] スペクター : 「此処まで来ても見えないのですね」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……ああ、ここがもし天国ってんなら……いや、なんでもねぇ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そうして薫は、端末を取り出すと─────連絡員へ、電話を。
[メイン]
広瀬康一 :
(! 薫さん、一体何を……!?)
康一の目に映った電話番号はたしか「連絡員」の物で───
[メイン] 連絡員 : 微かに、着信音
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 康一へ、無表情ながらも、ニッ、と笑い。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「ここに漂っているのは、どれも"一般人"だ
調査するには……汚染がどうしても付きまとう」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「それなら、な」
─────連絡員の着信音の方へ視線を向け、親指で、クイッ、と。
[メイン]
広瀬康一 :
「ハッ! そうか……レネゲイド無しに起こせるかわからない
けれど一般人にレネゲイドは危険であるならば……ッ‼‼
───薫さんッ‼ ありがとうございます……」
すると、着信音のした方向に向かって目を細め。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そういうことだ、と頷き。
[メイン]
広瀬康一 :
「『エコーズACT1』ッ───‼‼
届けッ‼ そして起きてくれぇッ───‼‼」
≪彼方からの声 LV2≫
2キロメートル向こうまで声を届けられる
[メイン] 連絡員 : 無反応
[メイン] 連絡員 : 揺れているだけだ
[メイン]
広瀬康一 :
「くっ……‼‼ どうやら声には反応は無い……
距離は問題ない……それほど深い……
リセットさん! もう少しだけ近づいてくださいッ‼
状態だけでも確認したい、彼だけなんですッ‼ 間違いなく
オーヴァードである僕たちが徹底的に『調査』しても構わないのはッ……‼」
[メイン]
リセット・カラー :
「ッ…!!はい!」
沢山人が浮かび上がっている中、どうにか誰にも接触しないルートを…うああ…難しい…!
[メイン]
ねね :
「ねねー!」
横の席で、リセットを応援してる。
[メイン]
広瀬康一 :
「‼ ありがとうございます───ッ‼‼」
少しずつ、少しずつ、連絡員の状態がハッキリと視認できる程度まで近づき
視力が両方Aで助かったと思いながら、凝視する。
[メイン]
リセット・カラー :
「が、頑張るからね…!ねねちゃんも…皆も…!」
引きつった笑顔で
[メイン]
広瀬康一 :
ねねと、そしてリセットの中に育まれた友情に
なぜか自分まで勇気を貰いながら───
能動調査:
連絡員の状態について 難易度キング・クリムゾン
[メイン] 連絡員 : 夢や、幻覚等は
[メイン] 連絡員 : 一切見ていない、その状態は言わば
[メイン] 連絡員 : 深い眠り、あるいは気絶か
[メイン] スペクター : 「では」
[メイン] スペクター : 「アナタ方にも星は見えないと」
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 私は、アナタを「迎え」ます
[メイン] inflicter : ならば
[メイン] inflicter : あたえましょう、と
[メイン] inflicter : 呟いた
[メイン] inflicter :
[メイン] inflicter : phase4
[メイン] inflicter :
[メイン] inflicter : そしてそれは
[メイン] inflicter : かすかに手を合わせ
[メイン] inflicter : かの者を洗礼せん
[メイン] inflicter : 聖油を注ぎ、罪を雪ぎ
[メイン] inflicter : されば、いつかの列聖を迎えるように
[メイン] inflicter : 幽鬼なる彼女に、油を垂らそうとせん
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 一方で、座る男は
[メイン] うちはサスケ : ただ一つ
[メイン] うちはサスケ : 『あたえなくていい』
[メイン] うちはサスケ : 側にいる何ものかに、言い放ち
[メイン] inflicter : そう
[メイン] inflicter : それは
[メイン] うちはサスケ : 『……だから』
[メイン] inflicter : 何故?
[メイン] うちはサスケ : 『決まっている』
[メイン] うちはサスケ : 『友の言葉をそのまま拝借しよう』
[メイン] うちはサスケ : 『オレが知りたいのは、すくいやあたえるものではなく』
[メイン] うちはサスケ : 『険しい道の 歩き方だからだ!』
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : メジャー
[メイン] うちはサスケ : 火雷
[メイン] うちはサスケ : 対象
[メイン] うちはサスケ : 聖油と、自分
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 5dx10+11 (5DX10+11) > 10[1,1,2,4,10]+7[7]+11 > 28
[メイン] うちはサスケ : 4d10+14 (4D10+14) > 27[5,6,8,8]+14 > 41
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : リザレクト
[メイン] うちはサスケ : 1d10 (1D10) > 9
[メイン] system : [ うちはサスケ ] HP : 28 → 11
[メイン] system : [ うちはサスケ ] HP : 11 → 9
[メイン] : そして、垂らされた洗礼は
[メイン] system : [ うちはサスケ ] 侵蝕率 : 69 → 83
[メイン] : 稲妻に砕かれて 弾ける
[メイン] inflicter : そうか
[メイン] inflicter : では
[メイン] inflicter : 貴方たちには あたえる必要は
[メイン] inflicter : なかった?
[メイン] うちはサスケ : 『それはわからない』
[メイン] inflicter : ふむ
[メイン] inflicter : されど 拒むと言うのならば
[メイン] うちはサスケ : 『皆が皆、オレのように強く/弱く無い』
[メイン] inflicter : だが 応えたのならば
[メイン] inflicter : 私は あたえるものだ
[メイン] うちはサスケ : 『オレはそうするだけだ』
[メイン] : 姿が消える
[メイン] うちはサスケ : 『あたえるものか』
[メイン] : おそらく、もう見えないだろう
[メイン] : 声も届かない、そう応えた
[メイン]
うちはサスケ :
『あたえるものなら 疑問符は付けないほうが良かったかもな』
見えない聞こえない
どこかに、最後に。
[メイン]
うちはサスケ :
『星は 掴むものだからな。いつか』
まるで子供に諭すように、言った。
[メイン]
リセット・カラー :
「…!…!…!!!」パクパク
搭乗者が突然燃えて反応したいけど操縦役なのでそうもいかないまま頭パンクしそうになってる
[メイン]
広瀬康一 :
「───サスケさんッ‼‼ ……あなたが『無意味』な事をするとは思えない
……見えたんですね? 『あれ』が……きっとその顔は
あの傘の向こう側も、「観えた」……んですね」
[メイン] うちはサスケ : 「もういない。オレのところにはな」
[メイン] うちはサスケ : 「もう見えない、聞こえない」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……なるほど、な……与えられたものを拒絶することで……」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「だが─────」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ちらりと、未だに宙に浮かぶ者達を見て。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……受け入れたもんは、どうするか、だ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 時間は刻々と迫る。
[メイン]
広瀬康一 :
「あの人たちは『天国』なんか見ちゃあいない
ただ深い眠りに落ちているだけなんだ……くそっ……」
いや……『くそっ』とか言ってる場合でもないんだ! 考えろ───
[メイン] うちはサスケ : 「………」
[メイン] リセット・カラー : 「え、えーっと…その人?は何を与えて何を…?」
[メイン] うちはサスケ : 「奴はあたえるものだ。そこに変わりはない」
[メイン] リセット・カラー : 「えーっとじゃあ…」
[メイン]
広瀬康一 :
「……けれど、与えた後
『取り上げる』事はできないし、しないんだ
だって……悪く、ハッキリ言ってしまえば、きっと『アレ』は
ジャームだから……衝動のみに突き動かせているんだ」
[メイン] リセット・カラー : 「代わりに別の物を与える人が出たらどうなるの?」
[メイン] うちはサスケ : 「何を、と言うならば身体に付着する油だろう」
[メイン] うちはサスケ : 「さあな」
[メイン] うちはサスケ : 「一つ言える事は、案外単純な機構で動いているだけかもしれないと言う事だ」
[メイン] リセット・カラー : 「………」
[メイン] リセット・カラー : 「そう、だね…天国だからって、こんな上空に上げるような人だから」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………だが、それでもアイツが一体何者なのかは、さっぱりだ」
[メイン]
広瀬康一 :
「…………」
考える、考えるが、どうにもならない
何故なら僕達にできる事といえば、数人助けられる程度だろう
そして、僕達に影響がないだけで、これはきっとこれからも起こり続ける
この町の未来は───、その時、薫さんの言葉に目を向ける。
[メイン]
広瀬康一 :
「…………レネゲイドビーイング、そしてジャームである事
ソラリスである事……『あたえるもの』である事……
…………」
[メイン]
広瀬康一 :
「…………わからない、わからないじゃないか
確かに、それ以外は何も……」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : こくりと、頷く。
[メイン] リセット・カラー : 「うーん…ならもう…」
[メイン] リセット・カラー : 「ご、御本人に聞いてみる、とか」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「アレは、意志なのか、それとも……自動的なものなの……か
………え?」
[メイン]
広瀬康一 :
「───待てよ、もし僕たちにはもう影響が無いとしたら
僕たちの意図がどうであれ、もうあの……『あの人』は……
こちらに、『危害』を加えてこない、いや
何も「あたえない」って、事なら……!?」
リセットに目を向け。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : リセットの言葉に、きょとん、とする。
[メイン]
リセット・カラー :
「分かんないし、居るんなら…その…お話出来る?みたい、ですから…」
こんな状況で苦笑いだ
[メイン]
ねね :
「ねねーーーーーー!!」
リセットに賛同するように、ヘリ内でくるくると飛び回る。
[メイン]
広瀬康一 :
「‼‼ ……そうか
なら───」
薫さんにも、リセットさんにも目を向け、そしてねねさんにも目を向けた
[メイン] 広瀬康一 : 「『星』はあった……‼‼」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
………例え言葉が通じなくても、オレは、この幻獣、ねねと親友にはなってる。
んじゃあ、アイツはどうなんだ?アイツは、会話ができる。
……アイツの中身にあるのが、善意なのか、それとも、悪意なのか。
それは……話してねぇから、分からない。
[メイン]
広瀬康一 :
「スペクターさん、サスケさん
『油』を通して、『あの人』に干渉されたのは情報の通りだったッ‼‼
なら……僕達へのあっちからの行動はもう無い、にしてもッ‼」
[メイン] 広瀬康一 : バッ! と手を伸ばし。
[メイン]
広瀬康一 :
「『こっち』からならッ‼ 」
油に触れる。どこにでもいるが、おそらくこれが、一番、あちらにとっても『馴染む』だろう。
触れたのは、『連絡員』が浴びた聖油であった───。
[メイン] リセット・カラー : 「…ああ…!」
[メイン] inflicter : それは
[メイン] inflicter : 見つめている
[メイン] inflicter : 何故呼ぶのかを
[メイン] inflicter : 問うている
[メイン]
広瀬康一 :
『…………「傘」を持ってないあなたを『観る』のは
これが……、いえ挨拶はきっと不要、ですね』
常人であれば背筋を震わせるはずの場面。だがむしろ
「あたえる」彼女から感じられるのは、また違った印象であった。
[メイン] inflicter : 呼ぶのならば
[メイン] inflicter : 意味がある
[メイン] inflicter : それを問うた
[メイン]
広瀬康一 :
『……訊きたい事はいくつかありますが
───単刀直入に、訊きます
あなたは……「あたえるもの」である以前に
「なにもの」なんですか』
[メイン] inflicter : あたえるものであるが故に
[メイン] inflicter : 私はかのような存在である
[メイン]
広瀬康一 :
能動調査:
彼女のオリジンは何か
[メイン] inflicter : レジェンドと呼称される者である
[メイン] inflicter : 或いは私の生まれた元をあたえるのならば
[メイン] inflicter : 救いか惑いか、天国か
[メイン] inflicter : いずれかをあたえるものである
[メイン]
広瀬康一 :
『……あなたは、そうか生まれながらにして……
「あたえるもの」なんですね……救い、惑い、そして……
いいや、僕はあなたの天国は求めない、あたえてくれとも思わない
けれど……』
[メイン] inflicter : そう
[メイン] inflicter : それはあり得ることだ
[メイン] inflicter : 想いは分岐せしモノである
[メイン]
広瀬康一 :
『「救い」が欲しいんですッ‼‼
今、この場に飛行機が突っ込んで来ようとしている───
あなたが聖油で包んだ人々は、それで「死んでしまう」ッ‼‼
僕は彼らを救う術が「欲しい」ッ‼』
だんっ! とヘリの床を叩き。
[メイン] inflicter : あたえられぬ
[メイン] inflicter : それは
[メイン] 広瀬康一 : 『なぜッ‼?』
[メイン] inflicter : 私のする事ではない
[メイン] inflicter : あたえたまう、望まれ呼ばれた果ては
[メイン] inflicter : それで成される
[メイン]
リセット・カラー :
「えっと…ダメ…だった……?」
まだ 見えてない 聴こえていない
[メイン]
広瀬康一 :
『……それじゃあまるで、今の僕たちにも
この事態だけは解決できると言ってるようなもんじゃあないですか!?』
[メイン] inflicter : 何を以て解決と成すか、知らぬ
[メイン] スペクター : 「では」
[メイン] スペクター : 今まで、首を痛めそうなほどに空を見上げたまま黙りこくっていたスペクターは
[メイン] スペクター : 「アナタは、私に星をくださいますか?」
[メイン] inflicter : 星 か
[メイン] inflicter : どのような 星を求めるか わからない
[メイン] 広瀬康一 : 「───星?」
[メイン]
広瀬康一 :
その時、『ここ(上空)』に上がったその瞬間に
スペクターが───呟いた、どうしても印象に残った台詞が脳裏をよぎる。
[メイン] スペクター : 「では皆様」
[メイン] スペクター : クルリ、と振り向き
[メイン] スペクター : 「星を見ませんか?」
[メイン]
リセット・カラー :
「…?」
きょとんと首かしげ
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「…………?……星を?……星を見ると言ったって」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「オレ達は、雲の中だ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 一体、どういう意味だ?と言わんばかりに、首を傾げ、スペクターの方を。
[メイン] スペクター : クルクルと髪を指先で回して
[メイン] スペクター : 「あたえられるものが、いらないのなら受け取らなければ良い」
[メイン] スペクター : 「ならば、いらないものは如何致しましょう」
[メイン] スペクター : 「既に、サスケ様の示した道でございます」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「…………」
[メイン] うちはサスケ : 「不要物は燃やして処理をする物だからな。埋め立てなどもあるが」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「………どかす、っていうわけか……いや、待てよ……?
そ、そういうこと、なのか……!?」
[メイン] リセット・カラー : 「…え?あ…」
[メイン] リセット・カラー : 「浮いてる方を動かすの!?」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「た、確かに……油分で浮いてる者達は……今は、軽い
……それこそ、雲をどかしたら………!!」
[メイン] スペクター : 「果たして雲を掴むような話、でしょうか?」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「…………」
─────オレ達は、一体何者だ?
[メイン]
広瀬康一 :
「……雲は……そうかッ‼‼ 『どかせる』───‼‼」
───そうだ、僕達は何者だッ‼‼
[メイン] リセット・カラー : 「……………」
[メイン] リセット・カラー : 「取り敢えず足場にはなりまあす!!!」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……毒を以て毒を制す、それがオレ達UGN、だな」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ありがとよ、スペクター。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 手を翳す、宙へ。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「康一、手伝え」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 《援護の風》《ウィンドブレス》
[メイン] 広瀬康一 : 「───はいッ‼‼」
[メイン] system : [ 益子 薫(ますこ かおる) ] 侵蝕率 : 52 → 56
[メイン]
広瀬康一 :
エコーズ
───《援護の風》ッ‼‼
[メイン] system : [ 広瀬康一 ] 侵蝕率 : 47 → 49
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
─────風が巻き起こる。
超越者により作られた、突風は、雲を……吹き飛ばしていく。
[メイン] GM : ふわり
[メイン] GM : 雲が流される、人も流される
[メイン] GM : 幸い小雨の具合故に
[メイン] GM : 重く大きな雲もなく
[メイン] GM : 空は青く
[メイン] GM : 雲は割れて行く
[メイン] GM : 奇怪な光景だろう、だが
[メイン] GM : 今や見上げる者も無し、ならば
[メイン] GM : 許されよう、この光景も
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ……ふぅ。と息を吐き捨て。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………これで一先ずは、巻き込まれずに済んだ」
[メイン]
広瀬康一 :
「…………これで、もう
いや……『今』は……『空は落ちては来ない』」
そう『一先ずは』だ。
[メイン] GM : そして
[メイン] GM : それが間に合う刹那
[メイン] GM : 雲の割れ目を、大きな航空機が
[メイン] GM : 君たちの目前、横切るだろう
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : びゅおぉぉおおッッッッ!!!と、豪風。
[メイン]
リセット・カラー :
「きゃあああああ!!」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「ぐぅおぉぉぉぉ………!!!」
ばさばさばさ!!と、薄桜色のツインテールが荒々しく舞う。
[メイン]
広瀬康一 :
「うわあああ───ッ‼‼
くぅッ~~~~……‼‼」
まだ吹き続ける《援護の風》を操作し
[メイン] 広瀬康一 : なんとか体勢を立て直しながら、ドアを閉める。
[メイン] スペクター : 「あ…」
[メイン] スペクター : 閉められるドアのあった位置に顔を寸前まで置いていたスペクターは、なおも名残惜しそうに空を、青く澄み渡り陽光に照らされた空を眺め───
[メイン] スペクター : 「ああ…」
[メイン] スペクター : 「これでは、星は見えませんね」
[メイン]
広瀬康一 :
「…………そうですね、見えません……
けれど、もしかすると……下に降りて、夜になった頃には
今日だけは……『見える』かもしれませんよ……」
[メイン]
広瀬康一 :
…………これは、僕達があの人たちに
『救いの手』を……
「あたえた」って、事でしょうか? 思い上がりかな……。
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン] GM :
[メイン] GM : 『雨は止んだ』
[メイン] GM :
[メイン] GM : その内、君達の方向をもとに出動した部隊により
[メイン] GM : 浮き上がっていた全ての人々は回収され、除染ルートに回された
[メイン] GM : 残された記憶媒体などは処分され、行方不明事件の記録が根本から抹消されるだろう
[メイン] GM : つまりは、無かったことになる
[メイン] GM : それは、良いことだ
[メイン] GM : 社会からしてみれば、等しく
[メイン] GM : "あたえられる"ものは
[メイン] GM : 余計であるが故に
[メイン] GM :
[メイン] GM : Heaven Stairway Incident
[メイン] GM : その収束が宣言された
[メイン] GM :
[メイン] GM :
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : ED 「星」
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 『天国』
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : …
[メイン] スペクター : ………
[メイン]
スペクター :
溢した水を盆に戻すことは出来ない。
失くしたものを取り返すことは出来ない。
過ぎ去ったものを手にすることは出来ない。
[メイン] スペクター : 彼の『与えるもの』は、この手に収まることはなかった。
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 『インスピレーション』
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : コレは現か幻か
[メイン] スペクター : スペクターの見た夢か、はたまた───
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 「ごきげんよう、あたえるもの様」
[メイン] inflicter : 「こんばんは、幽鬼の者」
[メイン] inflicter : 「微睡の中呼ばれるとは」
[メイン] スペクター : 「これはまた無礼な真似を…申し訳ありません」
[メイン] スペクター : 理知的な言動と共に深く頭を下げて
[メイン] inflicter : 「構いませんよ、求められるのは在り方に近い故に」
[メイン] スペクター : 「では…」
[メイン] スペクター : 「あたえるもの様。私は、アナタが私の信ずる主と別のモノであることは存じ上げております」
[メイン] スペクター : 彼女がそのように『知っている』以上、それは『知っている』。
[メイン] スペクター : そのように、『知っている』。
[メイン] inflicter : 「ならば別なのでしょう、そうあれかしと望むのならば」
[メイン] inflicter : 「応えるべくが、私だからこそ」
[メイン] スペクター : 思わなければ、思わない。
[メイン] スペクター : 世界とはそのようになってある。
[メイン] スペクター : 「その上で、アナタにお願いがあります」
[メイン] inflicter : 「おや」
[メイン] inflicter : 「では、聞きます」
[メイン] スペクター : 「今宵、私は綺麗な星が見たいのです」
[メイン] inflicter : 「星、ふむ」
[メイン] inflicter : 「それは夜空に輝ける光としての?」
[メイン] スペクター : 言葉を受け、微笑み
[メイン] スペクター : 「そうです。私は、アレが見たいのです」
[メイン] スペクター : 「ですから───」
[メイン] スペクター : 「ただ、"祈って"頂けますか?」
[メイン] スペクター : 雲を払えというのでも、天高くに連れて行けというのでもない。
[メイン]
スペクター :
ただ、祈る。
それだけを頼んだ。
[メイン] inflicter : 「…成る程、承りましょう」
[メイン] inflicter : 「祈りを求めるなら、一心に」
[メイン] スペクター : 「深い感謝を」
[メイン] スペクター : 祈るものがあると言うのは、幸福である。
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : けれど今この時、スペクターは思う。
[メイン] スペクター : 祈られる主は、求められる主は
[メイン] スペクター : 誰に何を求めるのだろう
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
スペクターは思う。
思われるようにあるモノに対して、思う。
[メイン] スペクター : 『どうか、アナタが、ご自身の救済の意味を知れますよう』
[メイン] inflicter : 祈りは、届くか、或いは聞いたか
[メイン] inflicter : ただ、しかし
[メイン] inflicter : それには応えぬ、応えられぬまま
[メイン] inflicter : 祈りを、落とし続けていた
[メイン]
スペクター :
[メイン] スペクター : 星は
[メイン] スペクター : いつもそこに。
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン]
スペクター :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ED『救い?手を差し伸べることができねぇもんができるわけがねぇ』 登場:益子 薫
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
─────そうして、本任務は収束した、が。
薫は、それでも思うことは多く存在した。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 今回、自分が本任務でどう動いたかを纏めた報告書を連絡員に提出し……。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「─────と、いうわけだ……なんだ、その……」
眉を顰めながら、ぽりぽり、と頬を掻き。
[メイン] 連絡員 : 「そうか、まあ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………ああ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : やるせない返事を。
[メイン] 連絡員 : 「解決したのならいいだろう別に」
[メイン] 連絡員 : 「…と、言いたいが」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……………」
[メイン] 連絡員 : 「それはそれとして、仕事は割り切る為に」
[メイン] 連絡員 : 「敢えて言うのなら、相手の目測を違えたな」
[メイン] 連絡員 : 「俺たちが出動すると言うことは」
[メイン] 連絡員 : 「毒を以て毒を制するという事だろう」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「………ヘッ、何も言い返せないな」
自嘲気味に笑いながら、はぁ、と溜息。
[メイン] 連絡員 : 「まあ、だから」
[メイン] 連絡員 : 「神様や悪魔が飛び出るわけでもない、お互い腰が引けてたな」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「全くだ、オレとしたことが、情けないといったらありゃしねぇ」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「………なぁ、あー、お前は……名前、なんだったか
連絡員でいいか ……お前は、オレのこと、知ってるだろ?」
[メイン] 連絡員 : 「まあ」
[メイン] 連絡員 : 「ん?」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ─────薫は、幻獣を友としている。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 対話を不可すると存在を、だ。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : それこそ、一般的に言えば、恐怖の対象となるような……。
[メイン] 連絡員 : 「ああ、一通り資料は見てるが」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……はっ、オレは、人とオーヴァードの共存を、これでも
本気で信じている。例え見た目が違えど、共に成り得る。
そう思い、ここまで生きてきたが……ああ、腰、引けてたぜ、オレ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : はぁぁ……と、また深い溜息。
[メイン] 連絡員 : 「そういうもんだろ」
[メイン] 連絡員 : 「人間は犬が大好きだけど大型犬とか吠える犬にはビビるだろ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………なるほどな」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「……」
[メイン] 連絡員 : 「共にある事はネガティブな見方を捨てる事じゃない」
[メイン] 連絡員 : 「そう言う感覚も呑み込める相手と初めて共存し得るんだろう」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………リスクを理解した上で、共に生きる、ああ、その通りだ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : へっ……と、気の落ちた顔から、少し表情が緩み。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……ありがとよ」
ぼそりと、小声で。
[メイン] 連絡員 : 「いいさ」
[メイン] 連絡員 : 「助けてもらった仲だ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : はは、と笑う。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「……共に助け合い、生きて行くのは、オーヴァードになっても
……人の在り方として、変わりやしない……」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ……アイツも、アイツなりに、救いを講じようと、動いていた。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
結局のところ、善意だ。善意で動き、その結果人を苦しめていたにすぎない。
これは、いわゆる……子どものようなものだ。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
子どもは、良かれと思って、悪いことをしてしまう。
その場合は、親が叱り、矯正されていく。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
……じゃあ、アイツは……。
人が勝手に生み出した、アイツは……怒ってくれるヤツもいなくて
そして……。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………悪いな、連絡員、時間取っちまった」
[メイン] 連絡員 : 「時間ならだいぶ余裕があるんでな」
[メイン] 連絡員 : 「それに」
[メイン] 連絡員 : 「梅雨も明けた、明日は晴れるぞ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ん。と返事をし、窓の外を見て。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : そこには、まだ曇りと言えど、天から差し込む光があり。
[メイン] 連絡員 : 「やっとこのクソ暑いコートもやめられるわけだ」
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「………そういえば、そうだな」
ちらりと。
[メイン] 連絡員 : くくくと笑いつつ
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「………」
やべぇ、なんか、そう言われたら無性に気になり始めたわ。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
「なぁ、じゃあ助けた恩ってことでよ
ちょっとそれ、脱いでみてくれよ」
淡々とした口調で、冗談ぶく。
[メイン] 連絡員 : 「あぁー?」
[メイン] 連絡員 : 「お前名前忘れてるくせになんだオメー」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「それはマジで悪ぃ」
[メイン] 連絡員 : 立ち上がっておちゃらけ混じりに
[メイン] 連絡員 : 「あー」
[メイン] 連絡員 : 「まあいいけどそれならもう着替えてくるわ」
[メイン] 連絡員 : 「此処で脱いだら訴えられかねんわ」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : へへへ、と笑いながら。そうだな、と返事。
[メイン] 連絡員 : そう言って、部屋を出て
[メイン] 連絡員 : その前に
[メイン] 連絡員 : 「まー、ありがとな」
[メイン] 連絡員 : 「お前はよくやったよ、それは間違いない」
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 「………………」
[メイン] 連絡員 : そう伝えて、去っていった
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
………オレは、与える者に、なっていた……ってこと、か。
……そう、か………。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
………わかったよ。オレは……凹み続けるわけにはいかねぇ。
ああよ、人とオーヴァードの共存、叶えてやる。絶対に。
[メイン]
益子 薫(ますこ かおる) :
今回の件は、忘れねぇ。
忘れない上で、オレは進み続ける。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : ちらりと、再度窓の外を見て、天から漏れる皮肉な光を見て。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) : 晴れを、乞う。
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] 益子 薫(ますこ かおる) :
[メイン] リセット・カラー : リセットED『お空を』
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] リセット・カラー : 「そもそも…」
[メイン] リセット・カラー : 「ヘリコプター運転して…上空飛んだの…」
[メイン]
リセット・カラー :
「初めて」
そんなぼやきをしながらも事後処理の書類をまとめる
唯一原因に触れなかった物からの視点や、そもそもこう見えて17歳、ちゃんとそういうのも書くのです
[メイン]
リセット・カラー :
「………」
私の単なる考察、不特定多数から抜き取ったもっともイメージに近い天国のRB…私はそれの大本を認識出来なかったから、RBなのかも分からないけど…
[メイン]
リセット・カラー :
…皆、ああなるのを望んでるのかな?
幸せな夢を見てそのまま終わっちゃうの
[メイン]
リセット・カラー :
…そんなに、生きる事って難しい事なのかな?
それとも生きる事よりもっともっと望ましい事なのかな…?
[メイン] リセット・カラー : …
[メイン] リセット・カラー : ふと 空を…
[メイン] リセット・カラー : …
[メイン] リセット・カラー : 見上げない
[メイン] リセット・カラー : 私はまだ
[メイン]
リセット・カラー :
あなた
天国の所には行きたくないから
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] リセット・カラー :
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : ending『虹』
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : 別の街、雨上がりの中
[メイン]
うちはサスケ :
傘を閉じる。
少しばかり閉じるには遅いか。
[メイン]
うちはサスケ :
空を見上げる。
雲はない。
[メイン] うちはサスケ : 虹は掛かっている。
[メイン] うちはサスケ : 視界に収めたところで、ふと下を向く。
[メイン]
うちはサスケ :
虹に影は無い。
にも関わらず
[メイン] うちはサスケ : 黒い影が、今回ばかりは在るように感じた。
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ : わかっている。
[メイン] うちはサスケ : 何かに言い聞かせるように呟き、影の濃い所へと
[メイン] うちはサスケ : 姿を消した
[メイン] うちはサスケ :
[メイン] うちはサスケ :
[メイン]
広瀬康一 :
ENDING
STAND
『傍に佇む者』
[メイン] 広瀬康一 :
[メイン]
広瀬康一 :
僕は、ある一室で浮かない顔をしながら
白衣のような、学ランのような……いまだちょっとわかってないけれど
僕を頼りにしてくれて、そしてそれ以上に僕も頼りにしている
承太郎さんの前で、椅子に座っていた。
[メイン]
空条承太郎 :
「康一くん 今回の任務・・・
かなり無理をさせてしまった が
最悪の事態は避けられた そして『第二の魔都』を生む事なく
根源の方も『処理』が確認された 一件落着だ」
[メイン]
広瀬康一 :
「───そう ですか
良かった・・・」
胸をなでおろしながらも、浮かない顔はどうしても貼りついて解けない。
[メイン] 空条承太郎 : 「・・・」
[メイン] 空条承太郎 : 「康一くん 君は『後悔』をしているのか?」
[メイン]
広瀬康一 :
「・・・はい
実のところ・・・ 僕は『後悔』をしています
そしてこの事を『懺悔』するような事になっちゃうかもしれませんが」
[メイン] 広瀬康一 : 「僕は・・・『恐れ』を抱いてしまったんです」
[メイン]
広瀬康一 :
「傍に佇む者に・・・
『疑い』を抱いてしまったんです」
[メイン]
広瀬康一 :
───ロイス感情変更
恐れないで/〇疑ってしまった
[メイン]
空条承太郎 :
「あえて・・・『彼女』といわせてもらおう
『彼女』は 救いの概念を起源とするRBだった・・・
そして それは子供の意思が特に強く ある意味『無邪気』だった」
[メイン]
空条承太郎 :
「だが同時に 聞き分けも・・・大人の思考なんかよりは
ずっと良かったことだろうな 曖昧な救いの概念を起源としているゆえに
『彼女』への接し方で もしかすると何か違う事が起こっていた
かもしれない」
[メイン]
空条承太郎 :
すると 白衣の男───承太郎の傍に
『星』を象徴するかのような雰囲気を醸し出す何かが佇んだ。
[メイン]
空条承太郎 :
「・・・ 康一くん
君の下した決断は 君の中では『負け』なのかもしれないが
正しいとか間違っているとか そういう次元の事ではない
それだけは覚えておいてほしい」
[メイン]
空条承太郎 :
「わたしも この『スター・プラチナ』を
十年以上前・・・ 発現したその時に『悪霊』呼ばわり していた
わたし自身には 全く危害を加えないどころか
危害を加えようとする他者や 攻撃を 防いでいたにも関わらず だ」
[メイン] 広瀬康一 : 「たしか・・・ 『暴走』していたんでしたね」
[メイン]
空条承太郎 :
「そうだ 気づけばわたしがふと望んだものを
どこからともなく持ってきたり わたしの意思とは関係なしに動いていた
・・・正直 わたしは更に自暴自棄になりかけたほどだ
もはや自殺願望があったといってもいいだろう」
[メイン]
空条承太郎 :
「今でこそ コイツを『悪霊』ではなく
わたしの『傍』に『佇み』・・・
そして『立ち向かう者』とは思っているが・・・」
[メイン]
空条承太郎 :
「精神力が弱ければ 文字通りの『悪霊』になっていただろうな
幼少期の東方仗助や わたしの・・・ おれの『おふくろ』のように」
[メイン]
空条承太郎 :
「何が引き金となって 本当に『悪霊』となるかわからない
それに・・・ 康一くん
忘れてはならない いくら ある種『無邪気だった』からといって」
[メイン] 空条承太郎 : 「『彼女』は 人を 図らずも 殺めたんだ」
[メイン]
空条承太郎 :
「それに『ジャーム』だった・・・
必要以上の対話も必要だったかもしれない
だが 事件を『解決』するにおいては 十分すぎる情報も得られた
お手柄である事には変わらない・・・」
[メイン]
空条承太郎 :
「仮に 必要以上の対話をしたからといって
『彼女』があやまちを自覚した後 どう出ていたかはわからない
それだけは覚えておいてほしい 逆に言えば
『もう終わってしまった以上は彼女の真意はわからない』という
酷な事を言ってしまうかもしれないが な」
[メイン]
広瀬康一 :
「・・・」
康一の傍に『エコーズ』が漂う。
[メイン]
広瀬康一 :
「けれど・・・ 『対話』はできたんですよね
『彼女』も・・・この目を『観て』
そして・・・『聴いてくれた』・・・」
[メイン]
広瀬康一 :
「・・・『それは間違っている』
けれど
『君の人を救おうとする意思は立派だ』と、言ってあげたかった
かな・・・」
[メイン] 空条承太郎 : 「・・・」
[メイン]
広瀬康一 :
「あの油で包んで 上空へと移動させるやり方だって
今思えば 本当に人の為になるようなやり方に
できたかもしれませんし ね」
[メイン]
広瀬康一 :
「なんて そうですね
もう『終わってしまった』以上は・・・ですね」
[メイン]
空条承太郎 :
「・・・ああ もう『終わってしまった』
だが それは『無駄』ではない」
[メイン] 空条承太郎 : 「君は『経験』したんだ」
[メイン]
空条承太郎 :
「それに君はまだ若い
君の決断は かつて『コイツ』を『悪霊』と呼んだわたしに似ている
君も徐々に『成長』することで 決断を広める事ができるはずだ」
[メイン] 空条承太郎 : その時、受話器から音が鳴る。
[メイン]
空条承太郎 :
「霧谷から か
康一くん 今のは『慰め』じゃあない
ある意味 酷な事かもしれないが・・・背負っていくことだ
そして それは『一人』ではなく 『皆』で な」
[メイン]
広瀬康一 :
康一は 今回の事件で共に解決に動いた同行者たちの事を脳裏に過ぎらせ
強く頷いた───
[メイン] 広瀬康一 : 「では 失礼します」
[メイン] : 時が止まったように静寂な空間は、康一が退室したと同時、動き出した。
[メイン] :
[メイン]
広瀬康一 :
をタイタスに昇華───……
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〈 To BE CONTINUED…//// |
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